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ぼくは何時まで寝ていただろうか…まわりのザワザワ声で目が覚めた。
起きて近づくとなぜかぉばぁちゃんが泣いていた..なにか嫌な予感はしていた、なのでなぜ泣いているのか聞きたくても聞きたくない気持ちがあるものだからなかなか話しかけれなかった..そのぼくの気持ちを悟ったのかぉばぁちゃんから話しかけてきた。
次郎が溺れた…意識不明の状態とのことだ。
それを聞いたぼくはどのくらいだろうか…固まっていた…。一時間後…ぼくは目を閉じた綺麗な顔で眠る次郎の横に立っていた。ぼくにはもう次郎が目を覚まさないことがわかっていたがそれを信じたくなかった……。
近所の子供が泳いでいて誤って流されてしまいそれを次郎が助けに行ったらしいのだが運悪く子供が暴れたために海水を飲んだらしく…それ以上は聞くことができなかった…。
不思議だった。目の前に目を閉じた次郎が寝ているのが不思議でたまらなかった。いつもぼくが起きるころにはとっくに起きている、そんな次郎が目の前で眠っているからだ。…
勝ち逃げかよ…まだぼくは次郎をこしてないんだぞ…と悲しさをごまかすために次郎に心の中で強く叫んだ…
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