きっす

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「なぁなぁ、 なにがしてぇの?」  身体を起こして真ん丸な目で見つめてくる悟くん。  超可愛い。マキシマム可愛いよ悟くん。  せっかく綺麗にセットしてもらった髪も、寝転んでいたせいかちょっと跳ねててそれも超可愛い。 「なーあー」  リップでぷるぷるの唇が尖ってるのもこれまた超可愛い。 「おしえてくんねぇと、ちゅーすんぞ」 「…え?」  悟くんはお仕置きにと言わんばかりに言ってるけれど、むしろ俺からしたら寧ろ願ったり叶ったりなんですが。  なーんて―― 「…ソノと。」  はい? 「じゃ」 「…だ、だめ!」  俺が呆然としていると、立ち上がってしまった悟くんの腕を慌てて掴む。 「…だめ、悟くんは俺以外とちゅーしちゃだめ」 「……じゃあ…教え――」  ちゅ。
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