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ハァハァハァハァ
街が闇で覆われた夜、一人の男が走っていた。
?「く、クソ行き止まりか!」
?「逃がさぬ」
闇の中から声が聞こえる
声には高低の起伏すらない
?「なんで俺があの『黒』に狙われなくちゃならねぇんだ!?」
?「主は己の犯した罪を忘れたか?」
?「な、なんの事だ?」
男の声は動揺のせいか震えていた。
?「哀れじゃの、己が罪を認めぬとは」
声は続ける。
?「我『黒の咎人』なり
我今より
オルガ・ティーン汝(なんじ)を消す」
闇の中から背中に三日月が描かれている黒のローブをきた160後半ぐらいの人物が出てきた。
オルガ「な、なんだ『黒』ってのはガキかよ」
黒の咎人「抵抗しなければ、一瞬じゃ
痛みを感じぬ
よって抵抗することは推奨せんのぅ
それと身の丈で歳を判断するのは些か軽率じゃな」
オルガ「俺はガキに負けるほど弱くはねぇんだよ!!」
さっきまで逃げ腰だった男は、『黒の咎人』の姿を見るといきなり強気になった。
黒の咎人「そうか、残念じゃ」
ドサッ
オルガ本人の気づかぬまま、オルガの首は体から落ちていった。
黒の咎人「任務完了
転移」
黒のローブをきた人物は、その場から消えた。
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