壱章

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シャル「我…否、妾が聞いた話では、妾は『上』のギルドマスターに呼ばれていると聞くのじゃが」 マスター「えぇ、その通りよ」 シャル「率直に問おう 主の差し金か?」 シャルがそう質問すると、マスターは真面目な顔をして、逆にシャルに質問した。 マスター「なんでそう思うのかしら?」 シャル「あの己の正義こそ正しいと思い、妾達を毛嫌いしているあやつが、その頂きに立つ妾を呼ぶ訳が無かろう」 マスター「確かにそれを言われたら言い返せないわね えぇ、その通りよ 本当はあいつに言わせるつもりだったんだけど、私が直接言うわ」 シャルは少し曲がっていた姿勢を真っ直ぐした。 マスター「シャル・クロムハーツこと『黒の咎人』に新たな任務を伝えます あなたには、『白の聖者』とともに『サザンノーツ魔法学園』に通ってもらいます」
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