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闇の中に立つ少女は15才くらいだろうか?
赤いチェックのスカートにブレザー 腰まで伸びた軽そうな色の髪。
ビルの上から、この魔術師世界を見る少女は、ニヤリと笑う。
「松宮敬太………必ずあぶり出してやる。」
涼しいと感じるくらいの心地よい風、漆黒の闇……少しだけある光は、建物の灯りだ。
静かなこの世界だが、治安の悪さはどこよりもずば抜けているだろう。
この世界は元々弱肉強食、文明が増える事で、よりハッキリと支配する側とされる側が別れただけだ。
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