※第2章 あれから……

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少女に気を取られていた敬太は、反応が遅れた事と、魔力を使う事をためらったせいで、魔法陣を破壊された上、逃げられてしまう。 苛立ちを感じるが、昨日の奴らにバレてしまう事を恐れて移転せざる負えなくなってしまった。 仕方がない……… ここが引き際ってヤツだろう。 こんな保存状態の良い魔法陣になど、めったに会えるものではない。 壊されてしまったそれを見て、敬太はため息をついた。 「はぁ……律子が見たら、怒り狂うぞ」 そうは言ったものの、コレの価値が分かる者などほんの一握りしかいない。 さっさと、諦めて移転する事にした。
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