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夏の思い出
夏の思い出……
夏の終わり。残った花火をみんなでやることに。みんながいたけど、それでも嬉しいんだ。好きな人と花火ができるなんてあたしの理想だったから。
みんなが線香花火をやっているとき
｢花火で字が書けるか見てよ｣
あなたはあたしを誘ってくれた。
煙と共に綺麗な光が文字を描く。最初は一文字ずつあたしも口に出しながら読んでたんだ。
でも途中から読めなくなった。いろんなものがこみ上げてきたんだもん。視界がぼやけちゃったし。
｢それ楽しそう。みんなでやろうよ｣
線香花火が終わったみんながやって来て、一緒に文字を描くことに。
あたしは大きなハート。あなたにしか分からないメッセージ。あなたへの返事。
……最高の思い出
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