童話

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赤目の白兎さんは、毎日泣いていました。 ですが、誰も相手をしてくれません。 いつしか、赤目の白兎さんは、まわりを憎むようになってしまいました。 そして、こんな自分を、大嫌いになってゆきました。 「みんなみんな、大嫌いだ」 赤い目をさらに赤くして、白兎さんは、最後の涙を流しました。 そのときです。
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