横雛

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「よこーあそぼー」 雑誌読んでてなんとなく暇になったから、ゲームをしている横に話しかける。 「……」 案の定返事なんて返ってこない。 まあわかっていたし、そんな傷付かない。 ちょっと寂しいだけや。 別に、ゲームしてるのが悪いことやないし、俺に構わなきゃいけないわけでもない。 はぁ… さみしいわ 横をじーっとみつめると、俺に気付いたのかソファーにすわって、隣をポンポンした。 「……///」 なんとなく俺の気持ちが見透かされた気がして腹立ったから、気付かないふりして無視した。 「…? なしたん?こないん?」 ほら… また心を読まれた。 今度は素直に従った。 横の隣に座る。 したら横に触れるだけやけど頭を撫でられた。 「っ…//」 「ふはっ…顔真っ赤や ちゃんと受け入れるから、強がらなんときてや」 20100921
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