丸昴

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朝がやって来た。 いつもより早めの起床は、きっと楽しみにしているからやろう。 なにがって…? ばっ//そんな恥ずかしいこと言えへんわ// 目が覚めてふと周りを見回しても俺の愛しい人はおらん。 まあ仕方ないねんけどな… 重い体を無理矢理起こしキッチンへと向かう。 「あらやっだ~。今日は随分早いお目覚めね。おはようございます」 …キッチンにかっぽうぎとバンダナを付けておたまを持っている俺の愛しい人。 「なにやってんねん丸。」 「なにって…日本特有の朝の風景ですやん。 ささっ、ご飯が出来てますんで、食べてください。」 そう言って俺を椅子に座らせた。 手際良くご飯やらみそ汁やら魚やらをもってくる。 「さぁ食べますよ。」 「いただきまーす」 いたって普通の時間やった。 …あ いやええねん、ええねんで? でもなちょっとな… .
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