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安の家
別に嫌なわけやないねん。
ただ一人ぼっちな気分になる。
そんな寂しい気持ちを紛らわすために、曲作りに専念した。
昼過ぎに来たのにあっという間に7時を過ぎていた。
「あ…もうこんな時間や。はまりすぎてたなぁ。」
なんていって帰る準備をする。
「えっ、しぶやん帰るん?
飲もうやー
ええとこみつけたんやで?」
「いやでも丸いるし…」
「ええやん丸なんて。いつもあえるやんか。」
空気の読める安が読んでくれない。
俺が返事に困ってると
「もー、はっきりしてやー。
俺から丸に連絡するで?」
そういって止める隙もなく安は電話をかけた。
……
「飲んできていいってー。」
え……
「よし飲みに行こうか」
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