第三章 初めての救助作業

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黄色いヘルメットを被ったネコが、「囮になっている隙ににげるニャ」と言った。 薔薇が頷く前に、ティガレックスに立ち向かっていった。 薔薇がエリア5へ行こうとした時、「ニャーッ!!」という悲鳴が聞こえた。 ハッとして見てみれば、ネコがエリア8に続く側の壁に叩きつけられた。 薔薇は、何も考えずにネコに駆け寄った。 そして、グッタリとしているネコを大事に抱いて、エリア8へ走った。 ティガレックスが物凄いスピードで着いてきた。 なんとか、エリア7まで来た薔薇は、愕然とした。 道がない・・・。 ならばと、迷わず崖から飛び降りた。 全身に衝撃が走った。 が、両腕に力を込めてネコを護った。
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