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「大丈夫かニャ?」
「大丈夫ニャ・・・。村長がそう言ってたニャ」
薔薇は自分の周りで、ヒソヒソと話している気配に気づいた。
そしてゆっくりと目を開け、周りを見渡した。
黄色いヘルメットを被ったネコを中心に五匹、色違いのネコが円になるように集まっていた。
ネコ達は、目を覚ましたのに気づいて、駆け寄った。
黄色いヘルメットを被ったネコは、薔薇の体中をペタペタと触った。
そして、安心したのか抱きついてニャーニャーと泣いてしまった。
薔薇はゆっくりと起き上がり、包帯だらけの体ではなく、自分の胸に泣きついているネコを見つめた。
そして、「生きてて・・・良かった」と思った。
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