失われた記憶

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そんな中ある1本の電話。 ☎「♪♪♪♪♪♪♪♪♪」 チョンソが電話を出た── チ「ヨブセヨ(もしもし)…」 病「こちらは病院です。 大至急○○病院へ来て下さい! あなたの彼氏と思われる ハン・ピルスさんが車に引かれ 意識不明の重体です。」 チ「……………………………」 病院からの電話に 無言のチョンソ。 さらに衝撃なことが起こり 彼女の頭はすでにパンク状態。 状況が把握出来ないまま チョンソは病院へ向かった。 * 病院.............. チ「ハァハァハァ… あの…さっき電話をいただいた キム・チョンソですが… ピルスは一体どちらへ!?」 病「今は集中治療室です。 ちょっとお話があるので ○○室に来てもらえますか?」 チ「は…い……。」 するとチョンソは病院側に ○○室へ通された。 病「ピルスさんがなぜ このような経緯に至ったのか 分かる範囲でご説明します。 ピルスさんはソウル市街の ロッテワールド付近の道路で 車に引かれたと思います。 …と私たちは思っていました。 しかしピルスさんの ポケットから遺書と思われる こんな紙が発見されました。 そこにはチョンソさんの ことが綴られておりました。 恐らく…申し上げ難いのですが ピルスさんは自ら命を 絶とうと思っていたと思われます」 チ「……………………………。」 チョンソは涙が止まらなかった。 チョンソは病院側が 言われるがままピルスからの 遺書を受け取り読んだ。 そこには衝撃的な内容が…。 《チョンソ。 お前日本に行くんだろ? だけど俺と付き合ってるせいで日本へ行くことに壁があるんだろ? 俺は大丈夫… 俺は大丈夫… またいつか会えるよ…。 だからお前は安心して日本へ…》 ピルスの遺書には こんな内容が綴られていた。 チョンソが絶望に陥っていると 病院側がこんなことを言った。 病「チョンソさん! ピルスさんが今奇跡的に目を 覚まされたそうだ!!!!!」 チョンソは急いで ピルスのもとへ駆け付けた。 チョンソは必死に ピルスに声を掛けた。 ピ「……? あ…なたは誰…ですか…?」 チ「……えっ?!?! ピルスしっかりしてよっ!!!」 チョンソは不安になった。 チ「まさか────────。」 案の定 ピルスは奇跡的に目を覚ましたものの記憶を失っていた。 .
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