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私は兵たちの死体に近づき無表情のまま見下ろしたあと歩きだそうとするが、
「っ!」
突然の頭痛に襲われその場に疼くまる
次第に手足が痺れ動かせなくなってきて呼吸もままならなくなる
「はぁはぁはぁ…」
?「おい、どうした、返事をしろ」
イヤホンからは少女からの返答がないことに苛ついている声が聞こえる
依然として無表情の少女だがその目は既に虚ろで段々と瞼が閉じていく
「発作…が………」
少女は振り絞り声を出し、それだけ言うと意識を手放した
暗闇が少女を静かに包み込んでいき、最後に聞こえるのはイヤホンから聞こえる声のみだった
「ちっ、29140号も壊れた。新しいのを用意しろ」と…
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