始まりの街アパート

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リト「この本棚に置かれている書籍は、お前のものなのか?」 私「まあそうだよ。教科書とか」 リト「……」 私「大学受験もするから、参考書もおいてある」 リト「……なるほど。む、これは……明治大学過去問集……」 私「その赤本は、お姉ちゃんにもらった。合格したからもう必要ないって」 リト「ほう。貴様の姉さんは、なかなか使えると見える。姉さんを我々のパーティに入れるわけにはいかないだろうか?強力な攻撃魔法や回復魔法が使えれば頼りになる」 私「いや、魔法はお姉ちゃんも使えないと思うけど……」 リト「……え?そうなのか」 私「……」 リト「……まあいい。お前も早くこの大学に入ることだな。一流の魔法使いになったら、少しは魔王軍と戦う際に役に立つだろう」 私「……」 一応言っておくが明治大学はメイジを養成する大学ではないぞ
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