4806人が本棚に入れています
本棚に追加
/13ページ
「魔物はいきなり襲いかかってきた、か…。この俺に不意打ちを食らわすとは、なかなかやるではないか、村娘」
私の攻撃による、バスケットボール大のタンコブをさすりながら、そいつはのたまった。
「しかし村娘よ。そなたは気がきかない奴だ。薬草の一つくらいタンスに入れておきたまえ。お約束というものをしらんのか?」
この男、見るからに妙な風貌。チビで銀髪、マントに皮鎧という出で立ち。腰に剣を下げ、背中には盾を背負っている。顔は中学三年生くらいに見える。
ただの下着ドロや空き巣ではなさそうだ。対応に困る私をよそに、そいつは話し続ける。
「しかし、これは…どこに装備する防具なのだ?む、頭か」
「俺は『ちいさめのブラ』を頭に装備した!」
ジャーン
とりあえずもう一発殴っておこう
最初のコメントを投稿しよう!