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「ってな訳だったんやけどさぁ」
翌日の昼
俺と若林と菅と井上は
一緒に昼食を食べていた
「えぇ……川島……
俺に何も言ってない……」
と井上が大袈裟に歎くと
「落ち込んといて下さい」
と菅ちゃんがツッコミ
「福田さんどうするですか?」
と若林が話を戻す
「まだわからへん……
でも川島となら
上手くやれそうな気もする
でもなんていうか……」
「徳井はどうすんの福ちゃん」
ズキン
なんか痛いとこ
突かれたみたいや
「徳井は彼女持ち
想うだけ無駄やと
もう悟りましたよ
こんだけ長い間
片思いしてたんやもん」
俺はため息と共に
焙じ茶を飲み込んだ。
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