肉体派ハヤト

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「只今戻りました。」 ゾロゾロと男達が店に入って来る。 「なぁリョウ?スパイダーには何人メンバーがいるんだ?」 ハヤトが声をかけるとリョウが、 「俺入れて30人っす!!」 と返事を返す。 するとGが口を開いた。 「皆さん!私は今日限りで引退致します。これからはハヤト君がトップとしてやっていくのでよろしくお願いします。」 そしてハヤトの方を向き 「ハヤト君自己紹介をお願いします。」 ハヤトはいきなり現れた25名に対し緊張した面持ちで口を開いた。 「俺はハヤト!これからは俺が頭としてやって行くからついて来い!」 「おお!!」 皆が一斉に声を荒げた。 その中の一人が周りを押しのけて一歩前に出た。 「ついて行くのはかまわないが俺はあんたの事を知らない!だからついていける器かどうか試させて貰う!」 ハヤトはその男に尋ねる。 「おまえ、名前は?」 「トヨキ。」 名前を言うと同時にハヤトに向かってドロップキックを浴びせる。 ハヤトはまともにドロップキックを受けそのままテーブルに突っ込んだ。 「はっ!やっぱよぇえじゃないか!」 トヨキは起き上がりチームのメンバーの方へと足を向けた。 「試すと言う割に不意打ちとか随分せこい事するんだな!」 ハヤトはゆっくり立ち上がるとトヨキの前まで歩いて行く。 トヨキは振り返り 「うるせー!死ね!」 といいながらハヤトに殴り掛かった。 ハヤトそれを素早くよけカウンターでトヨキの顎をアッパーカットした。 そのままトヨキは崩れ落ちそれを見ていた周りのメンバーは 「スゲー!」 「ついて行くぞ!」 と口々に騒ぎ盛り上がった。
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