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「ありがとう。」
エリカが続けざまに
「私もハヤトの力になりたい!このチームに入れて欲しい!」
エリカが口にすると
「駄目だ!!」
ハヤトはすぐに否定する。
「どうして!?」
エリカは納得行かない頭で尋ねると
「女にこんな危険な事はさせない!!」
ハヤトは何を言われても意見を変えることはない決意に秘めた目でエリカに言った。
「ハヤトは私が孤児院から出る時助けてくれた。
だから恩返しがしたい!」
エリカがそういうと
「駄目だ!」
ハヤトは駄目の一点張りだった。
「邪魔したね。ごめん。」
エリカはそういって席を立つと扉の方に歩いていった。
「ヤバイ!逃げろ!」
扉の外のメンバーはその場から離れた。
エリカは扉に手をかけたその時
「盗みを手伝って貰うのは無理だけど俺の為にタマに顔を見せてくれ!」
ハヤトは恥ずかしそうに頬を掻きながらエリカに言った。
「うん!また来るね!」
エリカはそういって扉に手をかけ寂しそうに部屋を後にした。
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