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家族同然の存在でも関係は破綻する時はある。
私がいい例の一つ
奈津美と私が20歳になった年に縁が破綻する事柄が起きた
私と奈津美の中で最も親しい友人の奥さんに子供ができて結婚したのだが、出産から19日で赤ちゃんは突然死した
親友はそれをきっかけに奈津美と不倫を始めた
奈津美が親友のことを好きなのは知っていたし、奥さんには可哀想だが私はそれでもいいと思っていた
私は奈津美と親友から愚痴や相談を受けていて、それだけならよかったのだが、途中から奥さんが私に助けを求めてきた
子供が死に、旦那は現実逃避で仕事も辞め遊び呆けて、奈津美と不倫をして、離婚をすると言われ、奥さんは精神がぼろぼろになっていた
奥さんと私は近所だったので会って話を聞いた
久しぶりにあった奥さんに私はびっくりした
病みに病んだ末に一ヶ月で15kg近くも痩せていた
私は奥さんと頻繁に連絡をとるようにし、気分転換にと遊びとご飯を誘うようにした
同時期、私は奈津美と親友と不仲になっていった
私が不都合な情報をもっていることと奥さんと関わっているのが原因だろう
奥さんは子供が亡くなってから二ヶ月後にまた妊娠をしたが、親友は子は知らない、離婚をするの一点張り
奥さんは情緒不安定になり、子は流産した
私は奥さんが悲惨な目にあっても、あくまで奈津美と親友は家族同然に大切だった
奈津美達がどんなに非道いことをしても、私は人のことを言える立場ではない
私も最低なことはしてきた
しかし、子供は関係ない
奥さんは被害者
私は弱い立場につく癖があるようで奥さんの味方についた
失うものが大きくても目は瞑れない
私は奈津美と親友から裏切り者扱いをされた
事柄の善悪は別にすれば、私は友人を裏切ったのだろう
だからといって精神が病んている相手を罵倒して、間接的にだったとしても人を殺したやつに裏切り者扱いされる覚えはない
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