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薬の依存と副作用に私はボロボロになったつもりだったが、そうでもなかった
体験主義者の私は嫌でも現実を見てしまう
胎児の成長は順調
安易に考えた私の責任
2010 9/25 現在
妊娠から八ヶ月目
性別は男
無事出産して、無事成長するだろう
突然死も流産する可能性も限りなく低いだろう
名前は決まった
名は「大空」と書いて「そら」
爽やかな名前だが、私は嫌いだ
奥さんと奥さんの母親が勝手に決めたのは目は瞑る
私の生き方に爽やかなことなどなかった
できるなら和風な名にしたかった
奈津美の名を使いたかった
私が考えた名は「奈月」
元より奥さんとは全ての価値観が違うから却下された
奥さんには内緒で呼ぼうと思う
奈津美と親友を失うリスクを冒してまで奥さんの味方をして、奥さんの精神を安定させるために付き合い、産むことも許した
代わりに私は精神の負荷がかかりすぎて、薬の過剰摂取に陥った
私は名前をつける権利さえ許されないのかと嘆いてしまう
見返りを求めているわけではないが、人のためにしたことなのに私が蔑ろにされるのはもう耐えきれない
これからは私は私のためだけに行動をする
奈津美と親友に復讐をして、奥さんには違う形で復讐をさせてもらう
奈津美は愛している
親友は心許せる人
私は裏切られても許すつもりでいた
それが私が大切な人にできる無償の一つ
今回は奈津美らの不祥事の被害者を私は助けただけ
悪いことをしてるのは私じゃないのに何故か裏切り者扱いされ絶縁を言い渡された
私は何度も許したのに貴女は許してくれないのですか
奥さんは私を裏切った
奈津美と親友の情報を条件付けで提供したのに約束を破った
おかげで私は奈津美と親友に絶縁された
この時ほどこの馬鹿女を殺したいと思ったことはない
それでも付き合ったのは償いと復讐のため
矛盾なんて今に始めまったことではない
奥さんは幸せにしてから不幸に突き落とす
奈津美と親友は何年かけてでも復讐を果たさせてもらう
一度怨んだら深く沈んでしまって消えなくなる
時間が気持ちを薄くしても忘れることはない
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