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「って、なんでやねん。断るか?普通」
「と言うのは冗談で、俺に決定権はない」
「は?どういうことですか?母親なら承諾してますが」
許可してんのかよ。面倒くせえ。
「まあ、母親は置いといて。実質、俺は母親の仕事の都合上、妹の面倒をみているからして。
俺が離れると大変なことになる」
説明が面倒くさくなったので、フワッとして省いた。
「それは仕方がないですね………とでも言うと思うか!」
「ま、実質そうなんだから仕方がないと言います」
「断言した!?………それでは、その二人を連れて行けば問題ないと」
「まあいいが、学校はどこだ?」
「学校は、聖楓元女学園ですが」
「……………ああ、妹が行く晴嵐中学の近くの。距離的にはあんたの方が近いかもな」
「ええ、私の家からの方が近くなります」
「あとは、妹だけだがな」
「あの、母親は?」
「あ?大丈夫大丈夫。燃えてる家に単身飛び込んでも前髪だけが焦げるのみで終わらせたから生きてける。
おーい、起きろ」
「うーん、なに?兄ちゃん」
「…………(ゴソゴソ)」
「お前ら、俺はコイツん家に執事する事になったんだが。ついてくるか?」
「兄ちゃんとなら何時でも何処でも絶頂でもいくぞ」
『私も降氷ちゃんと同じ
くー兄と一緒なら豚箱でも』
「だそうだ。と言うわけで、よろしく頼む。絢奈」
「あの、妹さん方からスルーしてはいけない単語がでましたが」
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