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「ええぇぇぇぇえ!?」
「と言うわけで、倉庫並の部屋もプラスしてくれると有り難い」
「わかったわよ。篠原、急遽増築を」
「わかりました」
篠原は、一礼をしてどこかに電話をかけ始める。
「ありがとうな、絢奈」
「……………[ボンッ](なによ、そんな顔もできるのね。でも、その顔は反則じゃない)
い、いいのよ。一応御礼なんだし」
(なんで顔が赤いんだ?うーん???)
(ああ、なるほど。お嬢様、惚れましたね)
(あっ、兄ちゃんまた無意識に出してる)
(くー兄ってば、これじゃあまた増えちゃうよ)
絢奈は無意識の笑顔に陥落したのであるが、今の状態の逆白は理解しようとしていないのでわかろうとしても解らないままであった。
因みに、巷ではこの笑顔は全年齢殺し【オールキラー】と呼ばれていて、見られるとその日は幸運に会うと言われているのはご愛嬌。
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