プロローグ………って言っても、なあ

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視点チェンジ 「ちょっと位遊んでくれたって良いじゃないか」 「じゃなかったら、カネでも恵んでくれや」 「触れるな、ゲス共。穢らわしい」 男共が伸ばした手をカバンで叩いた。 「痛ってえな。人が下手に出ているからって嘗めやがって」 男が手を振り上げる。 痛みに備えて目を閉じたが、なにも来ない。何が起きたのかゆっくり目を開ける。 「イテテテッ、なにしやがる」 「……やっぱり、面倒なのに手が出てしまう」 「連れになにすんだこの野郎」 「危ないっ!?」 もう一人の男が割り込んできた人に向かって殴りかかった。
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