出会い

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「香弥(きょうや)、なんだか騒がしいぞ!?」 「奏之介(そうのすけ)様!」 現れたのは中学生くらいの、華奢な少年。 柔らかそうなストレートの髪は、動くたびにさらさらと揺れる。 凛とした大きな目は、女の子と見間違うほど可愛い。 奏之介は入ってきた瞬間、マコトを見た。 「なんだぁ? このメスブタ?」 「ええっ。これがメスに見えるんですか!? 奏之介様!!」 「ちょっ! メスって……おまえら」
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