出会い

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「はぁ?! 何言って!!」 「調べたい事があるんです」 長谷川の緊迫した表情に、マコトは圧された。 切実そうにマコトを見つめる瞳は、冗談で言っているとは思えない。 「……しっ、下着は脱がなくていいんだよな?」 マコトは、息をのんで長谷川を見据える。 「もちろんです。そんなもの見たくありませんから」 「こっ、こいつッッ」 マコトは殴ってやろうかと激昂する。 でも、しれっとした長谷川に、動揺している自分がバカバカしくなってくる。 長谷川には、人を従わせる能力があるのか、マコトは結局、言われるままパーカーに手をかけた。 「お前、実は猛獣使いなんじゃないの。……って誰が猛獣だよっ」 マコトが一人でノリツッコミしながら、服を脱ぎ始めると、長谷川はクローゼットを開けて服を一枚、取り出す。 「マコトさん。これに着替えてくだ────」 服を差し出しながらマコトの方に振り向くと、マコトはちょうど上を脱いで、ジーパンに手をかけている途中だった。 「って……えええっっ!! 女の子?!」 長谷川の、驚愕した叫び声が、屋敷中にこだました。
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