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「高度2700… 2750…2800… 900 … 3000 … Break NOW…!」
愛機 F-15イーグルは翼から雲を吐きながら高度3000の地点で左急旋回した。
「…………くっ!!!……」
パイロットはこの時4G、つまり自分の体重の四倍がさらに自分の体に襲いかかる。
空に 安らぎなどないのだ。
ビー! ビー! ビー!
Gの警報器はコクピット内でけたたましく鳴る。
『今日はここまでだ昴空佐。 すぐに基地に戻れ。』
訓練の途中だった僕は 管制塔から無線を聞き 愛機を基地へと向けた。
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