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「あぁ、うん。そこまで言うなら、そういう事でいいよ」
「ふんっ!!だいたい、主人の私を差し置いて楓となんて言語道断だ」
いやいや、なんで楓さんと連絡取るのに桜花を通さなきゃいけないんだよ。
さすがにそりゃ管理し過ぎだろ
ヤンデレか?ヤンデレなのか?いや、もしかしてヤンデレか?………コホン
「いや、でも、そんな頻繁に連絡しあってる訳でもないし、それに、お前が来る時とか教えて貰う為だし。といっても拉致られたけど…」
『拉致られちゃ意味ないな』と苦笑いしながら言う。
「それなら、何故お菓子を作る作らないの約束に至るんだ?」
「そりゃ、流れでそうなっただけで。会社じゃないんだから、それなりにたわいないやりとりがないと哀しいだろ」
といっても、社交辞令的なやりとりで、そんなに長いラリーにはならない。
「……アンタとメール出来てない私はどうなるんだ」
俺が言うと、桜花は小さな声で呟いた。
「えっ、ごめん聞こえなかった」
「な、なんでもない!!だいたい、哀しいというのはアンタだけの考えで、それを楓に押し付けてるって思わないの?」
「あ、それは…考えた事なかった」
「そうでしょ。だからもう楓の手を煩わせないで頂戴」
「お言葉ですが、お嬢様、私の最近の仕事の質は落ちているのでしょうか?正直にお答え下さい。」
メールは必要最低限のみと言う桜花に、楓さんが待ったをかける。
「……正直にお願い致します」
念を押すように、もう一度繰り返す。
「…うぅ、…いつもと、変わらない」
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