武偵の日常(ノンフィクション)

2/11
前へ
/49ページ
次へ
東京都、レインボーブリッジ南方に浮かぶ南北およそ2キロ・東西500メートルの人工島 そこにあるのは凶悪化する犯罪に対抗するために新設された国家資格である、武装探偵、通称-武偵 そんな、武偵を育成する東京武偵高校だ その学園内を《武偵殺し》という事件が騒がしていた頃、とある学科が新たに作られた それが狩猟科(ハント)だ そして、狩猟科(ハント)唯一のランクSである少年-三日咲清南はまだ授業中だというのに狩猟科(ハント)の校舎の屋上で横たわっていた 東京都武偵高校の時間割は特殊で午前中の授業は至って普通な一般科目、午後からは武偵の活動に関わる専門科目なのだ 専門科目の時間は学園や民間からの依頼を受けて、それを解決することも授業の一環とされている しかし、清南はそんな依頼を受けている訳でもない ただのサボリだ
/49ページ

最初のコメントを投稿しよう!

213人が本棚に入れています
本棚に追加