A Bullyied Child.

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  「いっせーのっ!」   視界がグラッと揺らいで、何かに捕まる余裕もなくて、ただ本当に一瞬で。   宙に浮かぶとか飛んでるみたいとか、そんなんじゃなかったから。   左側にはたくさんの教室の窓、右側には空が広がってて、空、空、空。   体に小さい枝が刺さって痛かったけど、どうやら一階に植えてある木に落ちたみたいだ。   こんな事が続くなんて分かってたら、落ちてる間移動出来たなら。     このままコンクリートに頭ぶつけてれば。     .
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