両親の真実・私の過去

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勇「俺達の両親は、日本に今居るなかで最強のコンビだと言われていたほどの実力を持っていた。」 来「だが、そんな両親にも弱点はあった。」 正「それが俺達だよ。」 慧「私達………………」 勇「俺達は訓練していたとはいえまだまだ子供には変わりない。狙われればお終いだということは一目瞭然だった。」 来「だから、スパイ仲間にも子供が居るっていうことは一切話さなかった。」 正「でも、いくら隠し続けても存在自体を消すことはできない。結局俺達の存在は知られてしまったんだ。」 来「その頃からだな。両親から俺達に武器の携帯が義務付けられたのは。」 勇「俺達3人はいつも一緒に居るという利点もありなかなか襲うような奴もいなかったが、慧斗は違った。」 正「兄弟の中で一番小さいし女の子っていうこともあったから、ちょくちょく誘拐されそうになった。」 わ、私が誘拐⁉ 嘘でしょ⁉ .
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