両親の真実・私の過去

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突然慧斗が声を上げた。 3人「「なっ⁉」」 それまでただ立っているだけだった慧斗がいきなり目をぎらつかせ、3人に襲いかかる。 とっさの事で避ける事しか出来なかった3人だったが、避けるだけでも慧斗からでる殺気をひしひしと感じ取ることが出来た。 来「おい慧斗‼何しやがんだ⁉」 慧斗はその問に答えない。 ただ、自分の目に映る生きている3人を攻撃する事にしか意識が向いていない。 勇「間違いない………慧斗は確実に俺達を殺しにきている。」 正「何故なの慧斗⁉何があったの⁉」 正斗が慧斗に向かって叫ぶ。 だが、その叫びも慧斗の心に届く事はなかった。 慧斗は顔を憎しみに歪めて3人に襲いかかる。 しかし、その表情は悲しみに満ちていた。 .
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