両親の真実・私の過去

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男①「とうとう追いつめたぞ雅。俺達にしてくれた様々な仕打ち、どうやって返して欲しい?」 海「その前にお前達を叩きのめしてやる。」 慧斗の父―――雅海斗(ミヤビカイト)が言った。 男②「おっと、下手に動かない方が良いぞ。お前らの子供が焼け死んでしまう。」 男②がわざとらしく言ってみせる。 男①「俺が持っているこのリモコン。こいつのボタンを1回押すだけで、この辺り一帯に仕掛けた爆弾が爆発する。」 紅「卑怯者………」 慧斗の母―――雅紅羽(ミヤビクレハ)が顔を歪めて呟く。 男②「なんとでも言え。お前らはここで死ぬんだ。何、子供の事が心配なら安心しろ。お前らが死んだ後、優しい俺達がちゃんと一緒のところへ送ってやる。」 男達は銃を構え、海斗と紅羽を囲む。 子供達を人質に取られた2人は動く事が出来ない。 慧「父さん‼母さん‼」 慧斗が2人の名前を呼んだ瞬間に引き金が引かれた。 .
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