過酷な現実

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どうしょう…… 覚悟はしてた、だけどその覚悟さえ役に立たなくなるほどの現実に直面している。 過去の事なのに……… 過去の事だとわかっているのに、人を殺した感覚が消えない。 私は、助けを求めるかのようにボスを見た。 ボスは、私の過去を聞いても今までと同じ様に堂々と座っている。 それが今の私には救いだった。 ル「本当に大丈夫、慧斗ちゃん?」 見かねたルッスーリアが、今にも倒れそうな私を支えてくれた。 慧「あり……がと……ルッス………姉さん」 私はたどたどしくお礼を言った。 .
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