324人が本棚に入れています
本棚に追加
七「待てよ。」
私の腕を掴んだのは、七海さんだった。
慧「七海さん…」
七「どうしたんだよ?そんなに慌てて。それにその顔…何かあったのか?」
慧「っ…何でもないです。失礼します…」
私は七海さんの腕を振り払おうとしたが、七海さんは私の腕を離してくれなかった。
慧「離して下さい‼」
七「嫌だね。」
慧「放っといて下さい‼」
七「ダメだ。今にも死にそうな顔してる奴を放っとく医者がどこにいるんだよ。」
そう言って、七海さんは私の鳩尾に拳を打ち込んだ。
混乱している私には反応することは出来ず、簡単に気絶してしまった。
.
最初のコメントを投稿しよう!