過酷な現実

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慧「…………こんな感じです……」 私は、七海さんに過去に何があったのかを話した。 七「なるほどな。で、お前はどうしたいんだ?」 慧「分からない………今はどうして良いのかさっぱり………」 七「まぁ、その気持ち分からんこともないがな………」 慧「七海さんに分かるはずなんかない‼」 私は反発した。 私みたいな経験を、他の人がそう簡単にできるはずがない。これは私を落ち着かせる為のデマカセだと思った。 私の経験を、そんなデマカセと一緒にしないで欲しい。 そんな気持ちからだった。 七「分かるさ。」 慧「分かるはずなんかない‼そんな同情から出たデマカセなんかで分かって欲しくない‼」 七「…………ハァ……じゃあ少し昔話をしてやる。」 .
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