私がヴァリアーに⁉

6/16

324人が本棚に入れています
本棚に追加
/397ページ
相手は、一気に間合いを詰めてきた。 そして、私の目の前で剣を振りかざす。 男「死ね‼‼‼」 私は、鉄扇を広げ片手でその剣を受け止める。 ジンと受け止めた方の手に衝撃が走る。 はっきり言ってかなり痛い。 でも、今の私にはどうでも良かった。 慧「はっ‼‼」 空いている方の手を横に薙いで相手を切りつけようとする。 さすがはヴァリアーの隊員と言うべきか、私の攻撃は簡単に避けられた。 しかし私は、全くもって悔しいなどの気持ちはわかなかった。 今の私には、ただ単にこの鉄扇を振るうところを見てほしいだけだった。 何度も何度も鉄扇を振るう。 ス「なかなかあいつ、良い動きしてるじゃねえか。」 ル「本当、踊ってるみたいに綺麗な動きよね~❤ああゆうのって、確か日本舞踊って言う舞じゃなかったけ⁉」 レ「よ、妖艶だ……」 ベ「しししっ、あの武器ってあんな風に使うんだ。」 他の幹部達から、感嘆の声が上がる。 やった……褒めてもらえてる。 .
/397ページ

最初のコメントを投稿しよう!

324人が本棚に入れています
本棚に追加