白蘭の策略

53/53
前へ
/397ページ
次へ
慧「チョイスをするって決まったんだから、この人達退けてくれない?目障りだしウザイ。」 白「しょうがないな。」 そう言って白蘭が手を振ると、部下達が一斉に退いた。 慧「どうも。」 慧斗は、そう言うと白蘭に向き直った。 慧「ルールと方法、それに場所はそっちが決めて。たぶん私には考えられないから。」 白「本当に良いの慧斗ちゃん?僕、自分の有利なようにしちゃうかもよ。」 白蘭は笑いながら言う。 慧「なら、こっちから公平なものになるように入江正一を出そう。彼ならチョイスも知ってるし頭も回る。ルールや場所、その他諸々については二人で決めて。」 入江は、自分の名前が出されて驚いていた。 入「君は、僕を信用するのかい?僕はこれでもミルフィオーレだよ。」 慧「私が信じてるのは、私と関わってきた人だけ。貴方は私に変なことしなかったし、女だからと下に見るような事もなかった。それに、私が信頼してる兄貴達が信用してる沢田綱吉が信用している。だから、私も信用して良いと思ってる。」 慧斗は、そう言ってにぃと笑った。 慧「私らの運命、任せたよ」 そんな姿を見て、入江正一や他の皆も慧斗の事をかっこいいと思ってしまった。 .
/397ページ

最初のコメントを投稿しよう!

324人が本棚に入れています
本棚に追加