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X「もういい。」
ボスからの一言。
この時、私はボスに思いを伝えられなかったんだと感じた。
慧「ごめ……なさい……ごめ……なさい……本当に……ごめん……なさい」
私は、少しでもわかってもらおうと必死に謝る。
X「もういいって言ってんだろ。」
ボスは、そう言って私を突き放すんだ。
私はそう思った。
しかし、ボスはそうはしなかった。
X「お前の考えなんか、どうでもいい。お前が俺の所に帰ってこればそれで……いい。」
慧「え?」
まったく気配を感じなかったが、ボスは私のすぐ目の前にいた。
そして、私を力強く抱き締めてくれた。
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