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慧「ごめん兄貴達。ずいぶん待たせちゃったね。」
来「まったく丸一日待たされるとは思わなかったぜ。」
勇「気にするな。」
正「好きで待ってただけだから大丈夫だよ。」
来「お前らがそれ言ったら、俺だけ嫌な奴じゃねえか……」
正「元からでしょ？」
来「正斗……」
慧「正斗兄って、時々酷いこと言うよね。」
正「嫌だな～こんなこと言うのは来斗だけだよ～」
来「お前の中での俺の扱いは何なんだ!?」
正「う～ん……玩具？」
来「勇斗……信じられるのはお前だけだ……」
そうやって、勇斗兄の方を向いた来斗兄の目に光るものが見えたけど……見てないことにしといてあげよう。
慧「で、こんな時間まで待つほどの用事ってなに？」
私は気持ちを切り替えて、真剣に質問してみた。
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