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来「良いか慧斗、百歩、いや1万歩ぐらい譲って生身の人間は許そう。でも無機物だけは駄目だ。相手はただの機械なんだぞ!!」
慧「はぁ?モスカのどこが悪いのさ。やったあと、毎回スパナがグレードアップしてくれるからスッゴい楽しいんだよ。」
来「楽しい!?モスカとヤって楽しいだと!?慧斗、お前って奴は……」
正「来斗っ……いい加減っ……止めて……笑い堪える方の身にもなってよ……」
良かった。
やっと正斗兄が止めに入ってくれた。
笑いながらだけど。
来「はぁ!?お前ら何笑ってんだよ!?そんな場合じゃねえだろ!?」
勇「落ち着け来斗。慧斗の話を思い出してもう一度考え直してみろ。」
来「思い出して考え直しす?ん……」
来斗兄は、少し落ち着きを取り戻し、もう一度私との会話について考えているようだ。
来「欲求不満……体を動かす……相手……モスカ……っ///」
あ、また顔が真っ赤になった。
勇「来斗、欲求不満を抜いてもう一度考えろ。」
来「体を動かす……相手……モスカ……あ……///」
あれ?
来斗兄は、なにかわかったようだが、更に顔が真っ赤になってるぞ?
どういう事だ?
来「勇斗、俺は先に戻る////」
勇「わかった。あとは任せろ。」
来斗兄は、それだけ言い残すと、ものすごい勢いで部屋から出ていった。
慧「来斗兄、どうかしたの?」
正「慧斗は、知らなくて良いことだよ……ハハハッ!!」
正斗兄は、来斗兄がいなくなったとたんに、すごい笑いだした。
勇斗兄も、壁に寄りかかって肩を震わせている。
多分、声を殺して笑ってるんだな。
勇斗兄があんなに笑ってるなんて、珍しい……
私には、全くわけがわからないんだけどな。
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