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ス「まったく……ボスも頑固だな。」 慧「私、ボスに体の事話してくる。そしたらボスも、きっとわかってくれるから。」 ス「いや、今のボスには……」 私は、スクアーロが話している途中で走り出していた。 しかも全速力で。 おかげで、今出て行ったばかりのボスを、危うく追い越すところだった。 慧「ボス、私の話をちゃんと聞いて。」 X「カスと話をするつもりはない。とっとと失せろ。」 なんだろ、このボスの頑なな態度。 いつにもまして機嫌が悪い。 慧「でも、ボス。私、ちゃんと動けるようになったんだよ。ボスの役に立てるようになったんだよ。」 X「良いから言う通りにしてろ。でないと、監禁するぞ。」 真剣な表情で、私を脅すボス。 なんで? なんでそんなに怒ってるの? 慧「ボス、私なにか悪いことした?」 私は恐る恐るボスに聞いてみる。 X「良いから、だまって俺の命令に従え。」 ボスは、それだけ言って自分の部屋に入っていった。 慧「どうしてなの、ボス?」 私には、わけがわからなかった。 .
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