324人が本棚に入れています
本棚に追加
ス「まったく……ボスも頑固だな。」
慧「私、ボスに体の事話してくる。そしたらボスも、きっとわかってくれるから。」
ス「いや、今のボスには……」
私は、スクアーロが話している途中で走り出していた。
しかも全速力で。
おかげで、今出て行ったばかりのボスを、危うく追い越すところだった。
慧「ボス、私の話をちゃんと聞いて。」
X「カスと話をするつもりはない。とっとと失せろ。」
なんだろ、このボスの頑なな態度。
いつにもまして機嫌が悪い。
慧「でも、ボス。私、ちゃんと動けるようになったんだよ。ボスの役に立てるようになったんだよ。」
X「良いから言う通りにしてろ。でないと、監禁するぞ。」
真剣な表情で、私を脅すボス。
なんで?
なんでそんなに怒ってるの?
慧「ボス、私なにか悪いことした?」
私は恐る恐るボスに聞いてみる。
X「良いから、だまって俺の命令に従え。」
ボスは、それだけ言って自分の部屋に入っていった。
慧「どうしてなの、ボス?」
私には、わけがわからなかった。
.
最初のコメントを投稿しよう!