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勇斗は刀を掴んだ。
時雨金時は、元の竹刀に戻ってしまったが勇斗が構う事なく蝦蟇の方に突っ込んだ。
その竹刀には、青い雨の炎が纏われていた。
山「なっ⁉」
山本は、その雨の炎を見て驚いた。
勇「…雅流(ミヤビリュウ)……」
勇斗は竹刀を腰の横にやり、居合いの構えをとった。
勇「……清流閃霞(セイリュウセンカ)……」
勇斗は、竹刀を一閃させ蝦蟇を真っ二つにした。
しかし、山本にはその一閃は見えなかった。
それ程の一撃だったのだ。
山「あはは……すげーな………」
山本は、そう言うしかなかった。
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