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来斗の両手には、特大のサバイバルナイフがそれぞれ握られていた。
刃渡り50cm程の大きなサバイバルナイフを逆手に持って、来斗は飛魚と対峙した。
来「動ければこっちのもんだ。」
そう言って来斗は、サバイバルナイフの刃をきらめかせ、飛魚めがけて跳躍する。
手にしたサバイバルナイフには、赤い嵐の炎が纏われていた。
そして、空中で飛魚を捕らえ、一撃で真っ二つにした。
男・獄「何⁉」
来斗は、真っ二つにした飛魚から漏れ出てくる青い炎を背に何事もなかったかのように着地した。
来「まったく……俺の邪魔をするんじゃねえ。」
来斗が冷たくそんな言葉を飛魚の残骸めがけて吐き捨てる。
男と獄寺は、あまりの光景に言葉をなくしていた。
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