兄貴の動き

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そして、ボンゴレ10代目沢田綱吉の執務室に全員が集まった。 獄寺、山本、了平の3人はすでに自分の見てきたことをツナに話している。 綱「……俺は、素直にすごいって思うんだけど、他のみんなはそれでは納得しないみたい。特に山本と獄寺くんは。だから、少し君たちの素性とかやってきたスポーツとか仕事のこととか教えてくれないかな?」 ツナは、あくまでも丁寧に質問する。 そのツナの問いには、長男で一応家長でもある勇斗が答えた。 勇「すみません。これだけは簡単に口にして良いことじゃないんです。できればその存在すら気づかせてはいけない。」 獄「そんなの説明になってねえぞ‼」 山「まあまあ落ち着けって……」 いつものように獄寺を宥める山本だが、その山本の顔を見るに不満があるのは明らかだった。 勇「こればかりは両親からもきつく言われていた事なんです。………ですが、どうしてもというのなら、妹が見つかった時にすべてまとめてお話します。妹も関係ある話ですから……」 妹のことを話す勇斗は、本当に辛そうだった。 綱「わかった。君たちを信じるよ。だけどもうそろそろ妹さんが見つからないのが心配になってきたからボンゴレとして君たちに協力したいと思うんだけど、いいかな?」 勇「………よろしくお願いします。」 最初は、自分たちで探すと言っていた勇斗達だったが、さすがに妹のことが心配になってきてボンゴレの協力を渋々受け入れた。 .
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