ヴァリアーでの初任務

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ル「その偽造招待状を使って会場に潜入した貴方は、とあるマフィアの娘を装って主催者のボスに近づくの。」 慧「とあるマフィアって……😓そんな曖昧で良いの⁉」 ス「マフィア関係者の家族は、その者の安全を保障するためにも詳しくは詮索されない。娘や妻は特にだ。」 慧「だから女である私ってわけね……」 ル「そうよ。慧斗ちゃんわかってるじゃない❤そして、そのボスに接触して、上手く2人っきりになる個室に誘い込むの。そこは慧斗ちゃんの手腕が問われるわね。」 慧「そして、その個室で私がそのボスを殺すわけね?」 私は、覚悟を決めてその言葉を言った。 ル「いいえ、そこまで貴方1人にさせる気はないわ。貴方は個室まで誘い込むだけでいいの。あとは、発信機と無線からの情報を頼りに私たち3人がその部屋に乗り込んで殺すわ。最初から人殺しはキツイでしょ?」 そう言って、ルッスーリアは私に微笑みかけた。 慧「ありがと、ルッス姉さん……」 流石に人殺しにはまだ抵抗がある。 だから、この気遣いは本当に嬉しかった。 .
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