平凡な日常

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そんな町で高校生をやってる奴は50人程、学年別に数えると 一年生20人、二年生28人… そして俺と同学年の人間は 1人だけ 三年生は元々20人程いた、 でもこの間の無差別殺人で みんな死んだ。 俺も現場に居たんだが凄かったよ、銃を持った4人組がいきなり発砲してきて後はご想像の通り地獄絵図… 俺はたまたま生き残ったんだ、クラスメイトの村瀬といたから良かったけど…他の奴らは アンラッキーだったな。 「何ボケーとしてんだよ楓? 授業始まんぜ」 そう話しかけて来たのが村瀬、村瀬大樹(ムラセダイキ) …どぎつい金髪に改造制服の 典型的な不良…と言っても凄くいい奴だ、多少ロリコンなの を除けば。 「名前で呼ぶな村瀬… 俺がこの名前嫌いなの知ってるだろ?」 そんな俺の名前は草実楓 (クサミカエデ)身長は残念な事に140と限りなく低く華奢な 体付きで…肩よりちょっと長い黒髪の一応、男子である。
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