偽天使

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  なぜか心臓がどくんと跳ねる なぜか息がしにくくなる オレ、おかしくなったのかな… 碧を見つけたコトが嬉しくて仕方がない 碧の近くに行きたくて仕方がない 碧に頭を撫でて貰いたくて仕方がない 碧はアクマなのに… 「…こんなの、オレじゃない…」 知らないモノはコワい 知らない感情はもっとコワい それに、オレは、兵器だ… アクマを殺す為だけの… 叫んだ、思い切り このワケの分からない感情から 逃げたくて… そして、アクマの群に突っ込んだ …どれだけ、アクマを切り捨てたのかな… 白かった衣はアクマの返り血で黒く汚れて 頭のシンはぼぅっとする 紅月を持つてはジンジンした 「は、は…はぁ…」 碧はまだまだ遠くに居て いくらてを伸ばしても届かない きっと、オレが居るのも気付いていない なんで…それがヒドくカナシイ? オレにとっては、いつものコトのハズだろう…? コンナカンジョウ、イラナイ…  
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