偽天使

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-出会い- キョウは休息日 唯一戦いのない1日 アクマもテンシも ソラにはいない オレ以外は誰もいない コウドウできる範囲は少しだけど オレだけ戦い以外でソラに出るコトが許される 特別扱いと言うナマエの厄介払い 休息日にだけ解放される扉からソラに舞う 風がキモチいい なんのニオイもしない風がさらさらとオレの髪を撫でる 風を思い切り吸い込むとほんのスコしアマい気がした ジユウに飛び回れるのがウレシくてどんどんスピードを上げて飛んだ 「………」 マズい…調子にノり過ぎた 『天界の果て』と言われている天界と魔界の境目までキてしまっていた… ここにはおたがいのセカイから何重もケッカイが張っていてアクマもテンシもカンタンに通るコトはできない 「真っ黒……」 漆黒よりもまだ黒く 闇よりもまだ暗く 『果て』は静かに、壁みたいにずっとヨコに続いていた 黒い壁はオレの姿が映るほどにキレイで… 初めて見たオレは触ってみたくなって手を伸ばした  
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